セサミンでアンチエイジング
セサミンも、アンチエイジングのためにはぜひ摂るようにしたい成分の一つです。抗酸化作用に優れており、体内の活性酸素によって酸化させることを防ぎ、若さを保つ働きがあるのです。
セサミンとは、ゴマに含まれるポリフェノール、ゴマリグナンの一種で、今注目のフィトケミカルのひとつです。これまで認識されていた「タンパク質・糖質・資質・ビタミン・ミネラル・食物繊維」の６大栄養素に加えて、免疫系に作用したり抗酸化作用を持つなど健康にプラスの効果を持つ成分がフィトケミカルと呼ばれており、その数は実に１万種とも言われています。このフィトケミカルは、人間が本来持つ健康を促進する力をサポートするものとして、現在研究が進められている分野です。
セサミンは、このフィトケミカルの中でも、強い抗酸化作用による健康効果で注目されている成分です。活性酸素は体のいたる部分で参加を引き起こします。血液をドロドロにしたり、血管を錆びつかせてもろくすることで、血栓や動脈硬化などの生活習慣病を引き起こすため、健康のためにはできるだけ活性酸素を除去することが大切なのです。もちろん美容の面でも活性酸素は大敵。加齢によって肌のハリや潤いがなくなるのにも、活性酸素が関係しています。セサミンの抗酸化作用には、肌の衰えを防いで、いつまでも若々しい素肌を維持する効果があるのです。
昔からゴマが健康に良いと言われ、日本でも多くの料理に使われてきました。しかし、ゴマをそのまま食べても固い皮を体内で消化できずに、せっかくのセサミンが吸収されない場合がほとんど。ゴマをすりおろして食べるという習慣は、実は栄養分を吸収するためにはとても良いのです。しかし、いくら食べても一日に食べるゴマの量には限界がありますし、「ゴマ好きだから何にでもかける」という人でも、一度に食べる量はスプーンに1〜2杯程度ですよね。毎日セサミンを十分摂るのは、なかなか難しいのです。もちろんゴマの風味は料理を引き立たせますし、ゴマにはセサミン以外の栄養分も含まれているので食べたほうがよいのですが、現在ではゴマからセサミンを抽出して作られたサプリメントもありますので毎日確実にセサミンを摂るためにはそれを利用するのもよいでしょう。