コエンザイムＱ10でアンチエイジング
コエンザイムQ10も、アンチエイジングのためにはぜひ摂っておきたい成分です。もともと心臓病の治療薬としても使われていたコエンザイムQ10は、日本でのサプリメントが認可されると同時に爆発的に人気を得た成分だといえるでしょう。その効果はさまざまですが、アンチエイジングの点で注目すべきなのは、高い抗酸化作用です。
年とともに老化が進むのは、体内に発生する活性酸素が大きな原因だといわれています。空気中の酸素が鉄を酸化させて錆つかせ、ボロボロにしてしまうのと同じように、活性酸素は体内のいたるところで組織を酸化させ、錆びつかせてしまうのです。アンチエイジングのためには、この活性酸素を取り除く抗酸化作用のある成分を活用するのがポイント。抗酸化作用のある成分としては、ビタミンEやトマトのリコピンなどが有名でしたが、コエンザイムQ10は、それに続く成分として、非常に注目されている成分なのです。
このコエンザイムQ10は、体内のあらゆる細胞に存在している成分です。細胞内でエネルギーの産出を担っているミトコンドリアの中で、エネルギーを作り出す働きをしているのがコエンザイムQ10。とても大切な働きをしている成分なのです。コエンザイムQ10も、体内で生成される成分ですが、他の成分同様、年と共に体内での生成量はどんどん少なくなってしまいます。そのために体外から摂取してやる必要があるのです。しかし、厚生労働省が定める摂取目標の数字は、実際には食べるのが難しいほどの量があります。一日に必要とするコエンザイムQ10を摂るためには、なんといわしを6匹も食べる必要があるのです。現実的にはこれだけの量を食べるのはちょっと無理がありますよね。そこで便利なのがサプリメントです。毎日飲むことで、必要なコエンザイムQ10を手軽に摂ることができます。
コエンザイムQ10には、抗酸化作用による生活習慣病などの予防のほか、体内のエネルギー効率を上げる効果も期待できます。エネルギー効率を良くすることで、同じ運動量でも脂肪が燃焼しやすくなるため、ダイエットや、冷え症の改善にも良い成分なのです。